ホタルの光はいつ見るの?
「月いち」で回ってくる「ニコニコ町会」の回覧板に、
このような案内がありました。
「我が家でホタル観賞会を行います。 会長より」
夏恒例の、この界隈の風物詩に、私たち「御近所御一行様」は、ビールやジュースを思い思いに握りしめて、会長の豪邸へと喜び勇んだのでした。
ところが、太陽が沈み切らないうちに行ったので、ホタルは見えません。
「何しにきたの」とあきれながら、会長は、大きな庭の大きな池の周りのあちこちに、蚊取り線香を用意してくれました。うーん。夏の匂い。懐かしい。。
小1時間ほどで、あたりは暗くなり、徐々に、淡いホタルの光が、見えてきました。
さらに夜が更けて来ると、淡かった光は鮮明になり、ゲンジボタルとヘイケボタルの
区別も、何となくわかるようになりました。
会長に「だからあんたたちは、いつまでもおバカのまま。ホタルを見る前にビールも飲んじゃうし。情緒が無いね~。全く」と愚痴られましたが、ごもっとも。
ホタルを見に行こう。という時は、「ホタル」だけを考えてはいけませんね。
暗闇もセットで考えなくちゃ。
何とも浅はかな私たちの行動でした。
暗闇がしっかりしていればいるほど、ホタルの光も輝くのです。
貴方は、自分が輝ける環境に囲まれていますか?
いくら貴方が、優秀な方でも、居場所を間違えれば「昼行燈」(ひるあんどん)に
なってしまうのですね。この時の私たちのように(笑)ね。
あなたと伴に メンター
円樹(えんじゅ)